HONDA MF06 FORZA ⑩
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前回の続きです。

仕方がないので仕入れました。↓ クラッチシューとクラッチアウターハウジング。純正新品です。

この二点だけで、トクトヨが扱う品質最悪なクラッチASSY ↓ の価格の2倍はします。安物買いの銭失いとは正にこの事。

↑ 悔しいのでもう一度、ガラクタの画像です。

 

で、作業再開。今度はクラッチAssyを分解し、クラッチウェイトシューを純正新品に交換します。

再びクランクケースカバーを外します。↓ 既にメッキのカバーは外しています。

五箇所あるボルトを外し、クランクケースカバーを取り外したところです。ボルトは全て10mmのソケットにエクステンションバーとラチェットレンチを使用しました。

あとは、前回と同様にインパクトレンチを使い、クラッチアウターとクラッチAssyやプーリーフェイスをインパクト用ソケットを使用してそれぞれのボルトを外します。クラッチAssyのボルトを外す時、ドリブンフェイススプリングのテンションが掛かっているのでクラッチが飛び出てきます。ここは注意です。そして今回は、プーリーはそのまま問題がないので触りません。

クラッチアウターは思ったよりも損傷がなく、触って確認したところ、見た目よりも削れた段差が無かったので、そのまま再利用する事にしました。

せっかく新品を買ったのに交換しないなんて・・・。またダメになってしまった時のショックを恐れているのですね・・・。まぁ予備に取って置きましょう(苦汗)。

新ためて酷い有様のトクトヨが扱うクラッチASSYのクラッチシュー。

このクラッチシューを純正新品に入れ替えることにしました。

 

早速トクトヨのクラッチAssyを分解します。

↑ プレートを留めているスナップリングを、スナップリングプライヤーを使って外していきます。スナップリングの穴は1.5mmでした。

クラッチスプリングをテンションスプリングツールを使って外して、プレートの軸からボロのクラッチシュー共を取り外します。

外したスプリングを、まず写真 ↑ の様に純正新品クラッチシューに取り付けます。これをそのままプレートの軸に三つ巴で差し込みます。それから元通りに有った様に、軸にワッシャーを嵌めてから押さえプレートを取り付けるのですが、元のスナップリングがフニャフニャで使い物になりません。なので、純正品に使われていたE型スナップリングを使ってみます。と、言うか、そもそもリングが軸に嵌る溝が、プレートからぎりぎり出てきません。

作業を進める内に何やら違和感に襲われます・・・。そもそも、純正のE型スナップリングはこの紛い物に使えるのか? 明らかに厚さは純正の方がトクトヨの物より厚い・・・。

おかしいな変だなと思ったら、ほったらかしてあった純正クラッチを分解してみます。すると、クラッチシューと押さえプレートの間にあったワッシャーが純正にはありません。ほら見た事か、違うじゃぁないか。もういい加減にしてくれよ。各、純正互換番号の肩書きがあるトクトヨが扱うこのクラッチASSY・・・。すったもんだした挙句にやっと気付いたか、やはり純正のベースに純正新品クラッチシューを組むことにしました。ちょっとプレートの錆が酷いけれども目を瞑ろう。それでもダンパーゴムの劣化が激しいのでトクトヨ物から拝借し、純正スプリングも錆が酷いのでトクトヨ物を流用しました。

↑ スナップリングもトクトヨ物に使おうとして変形させてしまった為に新調しました。これは純正は規格品なので問題ないでしょう。E型スナップリング 120個セット M1.5-M10 マンガン鋼製 スナップリング 10サイズ Eクリップ 保持スナップリングサークリップキット E型止め輪 部品固定 軸用 の、M8サイズが該当します。

↑ 遠回りをしましたが、やっと組み上がったクラッチAssy。

ここから一気に組み立てです。まず、クラッチAssyをドリブンフェイスにドリブンフェイススプリングを圧縮しながら押し付け、嵌め込んだ所でボルトを仮止めします。うまくボルトを取り付けられたら、インパクトレンチで締めてしまいます。

 

そうして、ここでドリブンフェイスにベルトをかけて落とし込みます。

やっと今回は、非力な私でも何とでもできる工具を用意する事が出来ました。200mm対応のプーラーです。

【耐久素材使用】 ギアプーラー ギヤプーラー 200mm 8インチ 3本爪 2本爪 両用 プーリー抜き フライホイールプーラー プーリー ギア プーリー外し ベアリング プーラー

これで楽にベルトの落とし込みが出来ました。落とし込んだらドリブンフェイスからプーラーを外し、ベルトもそのままクランクケースへ取り付けます。

↑ プーリー側のベルトに余裕が産まれていますね。

そして、プーリーフェイスをベルトを噛まない様に取り付けて、クラッチアウターハウジングも取り付けます。

ドライブとドリブン、両方ともインパクトレンチで締め込んでしまいます。

この状態でエンジンをかけ、アクセルを少し煽って回して異常がないか確認します。エンジンを回すとベルトが正常な位置に戻ります。

もうほぼ完成です。

あとは、クランクケースを閉じて、メッキカバーも取り付けたら終了です。早速試乗に出掛け、近所を徘徊走行して来ました。

クラッチの滑りを多少警戒しましたが、問題無しでした。良かった良かった、あ〜疲れた・・・。

これでもう走行系はしばらくは大丈夫でしょう。

・・・あとはキャブレターの不調か・・・オーバーホールだよなぁ。

何れまたの機会に。

 

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