④の続きです。
今回も2003年4月の写真を見ながらです。。

何度も登場してますが、中央にスミスクロノスピードメーターS467/203/N。右にスミスクロノタコメーターRC83。両者の下に挟まれているアンメーターは、現在では入手困難になった、ルーカス製 8ー8 スケールで針先がスペードの形になっているモデルです。今の復刻品は針先がストレートでその根元に○が付いていますね。もうそれしか市場には見られないです。
アンメーターの反対側にあるヘッドライトスイッチは、やはりルーカス製のオリジナル当時物です。確かNOS品を海外のオークションで落札した物だったと思います。元から付いているインド製の物は、切り替えが少々硬いですね。このルーカス製は、切替ノブが大きくて非常に滑らかに軽く操作できます。全消灯ーポジション点灯ーヘッドライト点灯、と切り替わる様に配線しています。
その下のインジケーターは、市販のメーターインジケーターキットを利用して、車検対応用にウインカー点滅とハイビームで点灯する様に配線し取り付けました。かっこ悪いので、車検の時だけ取り付けようと思っていたのですが、取り付け外しが結構面倒なのでそのままです。
その右についているのは、コインホルダーです。有料道路を走る際に結構便利なのですが、これもかっこ悪いですかね。。今は、フォルツアに譲ってしまいました。



これは実際に存在するタコメーターギア取り付け部付きタイミングケースを見て(勿論写真でですが)、私自身がタイミングケース内を観察し、採寸したり熟考して設計図を書き、溶接以外の全ての加工をお店の工具(ボール盤等)を使わせてもらう協力を得てドリル刃や研磨用具材を買い揃え、元のインド製タイミングケースに私が加工〜仕上げをして完成させました。お店に頼んでもかなり困難な作業だと思います。先ず最初に穴を開ける位置に正確にポンチを打つのが難しいですね。オイルポンプが付いているこの重要部品のアルミ溶接をやってくれるお店が加工で歪んでしまうのを恐れ嫌がりますし、私がお願いした工作所はもう無くなってしまいました。無理だと思います。最初からギア取り付けが付いている、イギリス製1960年代のヴィンテージパーツを探して取り付けた方が良いと思います。タイミングケース内のボルトは、ギアボックス用のスリット入りボルトを1950年代のパーツリストからイギリスへ注文し、届いたボルトの長さを延長する加工をやはり私が考え加工して完成しました。・・・残念ですがそう簡単では無いのです。


オイルフィルターの蓋も1950年代のUK Bulletパーツリストからイギリスへ注文した物です。ここは少し違っていて、オリジナルUK製の蓋は厚くしっかりできています。インド製は薄く脆くすぐに割れてしまいます。この蓋が割れるトラブルは多いと思います。オリジナルUK製のここの部品はおすすめです。


2022年現在では何度目かの新型車もリリースされる様ですし、少し賑やかなRoyal Enfield界隈ですが、いつの新型リリースを見てもまたつまらない物が出ていると思うのです。まぁ生き残るためには進化しないといけない訳ですが、UK Triumphという訳にはいかないですね。何と言うんですかね。口悪く言えば単純にカッコ悪いんですねぇ。。
今回はこの辺りで終わりたいと思います。また次の機会に。
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