Love Me Do 45-R4949
Love Me Do 45-R4949

Love Me Do 45-R4949

Love Me Do / P.S I Love You

Released on 5 October 1962

英国EMI 1st Single RED Parlophone LABEL 1  45-R 4949

ビートルズのイギリス1stシングルレコードの1stレッドレーベル(1)です。

このレコード、モノラル針で聞くと、LPより鮮烈なサウンドを聴かせます。もっとも、Love Me Doに関しては、収録された1st LPとは元々の演奏テイクが違うのですから、比べようもないのですが。

後に復刻発売されたLove Me Doの 1stシングルヴァージョンは、CDを含め全てこのレコード落としでマスターテープが再度作成された物です。残念なことに、当時は売れるかどうかわからない得体の知れないバンドのこのデビューシングルのマスターテープは、プレスマスターラッカー盤作成に使用された後にすぐ破棄されてしまったのです。1963年の1st LPのモノラル盤にさえ差し替えられたNEWバージョンなのですから、LPの編集時には当然このシングルのマスターテープは無い訳です。P.S I Love Youは無事だったという事は、きっとこのシングルに収録したRingoがドラムを叩くLove Me Doヴァージョンがレコーディング&ミックスされた1962年9月4日から、A.Whiteがドラムを担当してP.S I Love YouとLove Me Doのリメイクレコーディング&ミックスされた9月11日までの間には、既にシングル用のカッティングを終えマスターは廃棄されてしまっていたのでしょうね。色々逸話がありますが、私は、この先LP編纂を考えていたGeorge MartinがLove Me Doのマスター破棄という「事故」から急遽再レコーディングを指示し、再びレコーディングされたのではないかと。で、Ringoのドラミングをイマイチと見ていたMartinの代役でプロデュースを担当したRon Richardsの意向で、その9月11日のセッション時にはA.Whiteが招かれていたと想像します。後に、MartinはRingoにこの件を謝っていますが、詳しくはどの様な顛末だったのでしょうね。結局、1962年10月5日に発売されるデビューシングルのLove Me Doはカッティングを終えているRingoヴァージョンを使用し、その後にリリースされる1st LPやEPに収録されるものはマスターテープを使用したカッティング作業が必要なため、全てA.Whiteのヴァージョンになってしまうのです。しかしここでも、ステレオMixが作成されなかったのは、その日任されたRon Richardsのミスでしょう。シングルが発売されると、とっととセッションテープは処分されてしまいました。それが当時の慣例だった様ですね。ステレオLP用には仕方なく擬似ステレオ処理を施した物がマスターテープとされました。

ちなみに、Ringoがドラムを叩くこのシングルヴァージョンは、’60年代にプレスされたシングルのみ(マトリックスー1N)で、1970年代にプレスされた盤は、LPと同じくA.Whiteがドラムを叩きRingoはタンバリンを担当している差し替えヴァージョン(マトリックスー2)です。確か’80年代になって12インチシングル盤12-R4949でRingoヴァージョンが復刻収録されたのが最初だと記憶してますが違いましたかね? 後に時期をちゃんと説明しましょうか・・・💦 今では沢山の方々がサイトで解説してますよね。

現存枚数はどちらかと言えば少ない方ですが、球数が少ない以下写真の赤レーベルのバリエーションがあり、球数が比較的多く、手に入れ易いのはほぼ上記写真の赤レーベルタイプですね。しかし、やはり良い盤質に出会うのはどちらも難しい盤かもしれません。

 

 

英国EMI 1st Single RED Parlophone LABEL 2 45-R 4949

ビートルズのイギリス1stシングルレコードの1stレッドレーベルタイプ(2)です。こちらは割と球数が少ないのか比較的見つけにくく感じるレーベルヴァリエーションのものです。レーベル右枠内のシンボルマークの下に生産国名がありません。一部の見方では輸出用と考えられた様ですが、どうなのでしょうね。少なくとも同時期に流通しイギリス市場にも流れている様です。次のシングルのPlease Please Meにも同種が存在するので、ミスレーベルではなく意図的に生産されたのでしょう。例えば、ヨーロッパ各地に輸出するためのものだったのでしょうか。ヨーロッパ諸国の系列レコード会社で生産をするには、反応が良くなかった。そのため生産用マスターコピーテープは作らず送らずに、プレスレコードをそれぞれ小規模に輸出したとか。唯一、英国と関係が深いカナダのCapitol Recordsはマスターコピーテープなのかスタンパーマザーなのかを取り寄せプレスし発売しています。(レコードのマトリックスを見れればスタンパーなのかテープなのかはすぐ分かりますね)セールスは散々だった様ですが。(その為激レア盤)いずれにしてもこの辺の事情は分かりかねますね。Bruce Spizerの本でも読めば解説してるのでしょうか。

横縞模様スリーヴ タイプ(1)
横縞模様のカラフルなスリーヴですね。横縞模様スリーヴ タイプ(2)

 

 

英国EMI Black Parlophone LABEL R 4949

 

 

ここでは、レーベルを中心になるべく発売順に、スリーブなども含め、紹介していこうと思っているのですが、いかんせん準備が出来ていない状態なので誤魔化しています。が、必ず私の微々たるシングルコレクションを順次紹介していきたいと思っています。m(_ _)m

 

Love Me Do / P.S I Love You

Press Data Table Of The Collection

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45-R 4983 Please Please Me / Ask Me Why →

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