Eleanor Rigby / Yellow Submarine R5493
Eleanor Rigby / Yellow Submarine R5493

Eleanor Rigby / Yellow Submarine R5493



Eleanor Rigby / Yellow Submarine

Release on 5 August 1966

英国EMI 1st Single Silver Parlophone Label Type1 (THE GRAMOPHONE, Small font) R5493

↑ The Gramophone オリジナル広告付き裏凸凸ウェーブカットのカンパニースリーブ。このスリーブで広告の漫画が4種ある事がわかり、以前全部で3話あると書いたが、訂正して4話とした。依然、これが何話に当たるのかはさっぱりわからない。

 

Release on 5 August 1966

英国EMI 1st Single Silver Parlophone Label Type1 (THE GRAMOPHONE, Small font) R5493

↑ Yellow Submarine のレーベル面は散々な有様だが、更にスリーブも入れ替えられてしまっていた。

 

Release on 1966

英国EMI Single Silver Parlophone Label Type2 (THE GRAMOPHONE, Large font) R5493

↑ これもスリーブが初期のものに入れ替えられてしまっている。

 

Release on 1966

英国EMI Single Silver Parlophone Label Type2 (THE GRAMOPHONE, Large font, Solid Centre) R5493

↑ The Gramophone 裏凸凸ウェーブカットのオリジナルカンパニースリーブ。レコードトークンの値が6シリングと変わっていないので、リリース年を1966年としたが、233 / 442 とスタンパーがかなり進んでいる事から1967年初期かもしれない。

 

Release on 6 March 1976

英国EMI Single Silver Parlophone Label EMI 1 mark Type1 (EMI RECORDS, Re-issue, The Singles Collection 1962–1970) R5493

🚧

 

Release on 6 December 1982

英国EMI Single Silver Parlophone Label EMI 1 mark Type2 (COPYING AND HIRING, Re-issue, Singles Collection BSC1) R5493

 

Release on 4 August 1986

英国EMI Single Picture Disc (hiring renting, ORLAKE press) RP5493

 

以上が私の所持する両A面シングル Eleanor Rigby / Yellow Submarine でした。このタイトルも1970年代以降の盤は、1982年Singles Collection BSC1 とピクチャーディスクしかありません💦(汗)。個人的には、いまいち存在意義が無いタイトルですが、マトリックスを見て行くと、カッティングルームや工場の様子が垣間見れて面白いのです。下記の表を見ていただけると分かるのですが、LABEL行の2段目 Silver 1 の Bサイド マトリックス枝番末に、また:(コロン)が印されています。イエサブの面だけです。これは、We Can Work It Out の時と似ているのですが、マトリックスが最初期の「-1 / -1」であるにもかかわらず、私が所持するオリジナル盤4枚のうち1枚の YelowSubmarine サイドにだけ「:」の極小スタンプが刻印されている理由。これには、Help ! の時に解説した製造ラインを印すルールに、この1966年夏の両A面ならではの凄まじい時間差(パニック)によって、再び引き起こされたリアルな工場のドタバタがあったのです。両A面シングルとして企画されたこの2曲ですが、アビーロードのカッティング室(スカリー & ウェストレックスモノラルカッターヘッド)において、カッティングの難易度に劇的な差がありました。Eleanor Rigby のカッティングで、ポールのボーカルと、ストリングス・ダブルカルテット(弦楽八重奏)の強烈なアタック音のバランスは、モノラルでカッティングする際、針飛びや過度な歪みを起こしやすく、非常に繊細な調整が必要でした。そのため、発売前の先行大量プレスに回すための メタルマザー を量産する作業が遅れていました。一方、Yelow Submarine は、潜水艦らしい効果音やコーラスが詰まった楽曲ですが、カッティングはスムーズに進み、一発目(-1)でラッカー盤が完成し試聴をクリアーしていました。EMIヘイズ工場では、Eleanor Rigby の調整が長引いている間にも、8月5日の発売日に向けた数十万枚の在庫を少しでも確保するため、先に完成していた Yelow Submarine のラッカー盤を使って、先行して大量のメタルマザーを工場の複数系統のラインを使い量産し、万が一の他社(DECCAなど)への委託プレスのために事前に準備をさせていました。この時、メッキ室で別系統の金型として識別するために打ち込まれたスタンプが、あの  -1: なのです。印が無い盤は、EMIの自社メインラインでストレートにプレスされたロットであり、印の有る盤(:)は、発売日前のパニックを予期して、事前に:系統として増産を待っていた金型からプレスされた個体なのです。結局他社委託プレスは無かったのですがね。と言う事で、いまいち気が乗らないが、オリジナルマト 1 / 1 の盤と所持する唯一のリカット盤 マト 3 / 3 の聴き比べをしてみますか。オリジナル盤は若い 2 AO / 1 R の盤が状態もとても良いので選択する事にします。3 / 3 は Singles Collection BSC1 の1枚です。まずは Eleanor Rigby で、オリジナル盤から。調整に苦労しただけあって、上出来では無いでしょうか。冒頭からいきなりメーターぶっちぎりの音圧なのですが、歪み感は、う〜ん、あまり感じないかな。バックはダブルカルテットのみで、そう言うと多くの一般人が想像する様なコーラスの美しさはないのだけれども、これはロックのレコードだ。ポールのシングルトラックのボーカルが、眼前で歌っている様な飛び出し感が素晴らしい。ストリングスの迫力もバランス良く効いている。爆音クラッシックロックソングとでも言ったらいいのかな? 対して、リカットマト3盤。こりゃぁいきなりレベルが低いぞ。曇っている感が冒頭から全体に帯びている。ポールの眼前で歌っていたシングルトラックは、中高域がすっかりおとなしくなってしまい、スピーカー内へ引っ込んでしまった。弦も同様。圧倒的にオリジナル盤の貼り出しが良いですな。もうYellow Submarine に移りましょう。では 1 R のとても若いオリジナル盤から。楽曲の調子から言って、そんなにカッティングで攻める為に調整しまくる様な様子では無かったのだろう。非常に素直にマスタリングされている。リンゴのバスドラムがよく効いている。リミッティングが深くかけられていて、LPのモノラルよりも、フルエンディングがハッキリと聴こえる。張り出しも申し分ない。カッティングレベルもそれなりに高い。十分だ。45回転のシングル盤が持つ高解像度が比較的楽しめるだろう。対して、リカットマト3盤。ん?う〜ん、一聴してこれもリカット Eleanor Rigby と一緒で、やや見通しが悪く聴こえる。オリジナルの方がカラッとしているのだ。だが中低域が充実しているので、バスドラムはより太く感じる。リンゴの歌もコーラスもアコギもね。カッティングレベルはほぼ同等で、中低域の聴こえ方の影響で、リカットマト3の方がやや音圧が高く感じる。しかしリミッティングが浅くなったのだろう、フロアーレベルが下がりモノラルバージョンでしか聴こえないフルエンディングが、新品同様の盤の僅かなサーフェイスノイズに消え入るほど小さい。でもまぁ総じて悪くはないサウンド。う〜ん、これは時代の差なのだろうか、1960年代に多くの家庭に普及していたポータブルプレイヤーに焦点をあてていたオリジナルシングルの音質と、1970年代〜1980年代に急速に普及したワイドレンジなステレオ、いわゆるコンポーネントオーディオに焦点が変わったマト3シングルの音質。そうなのか? そう言う事なのだろうか。カッティングエンジニアは誰だ? ハリー T モスなのか? ノイマンカッティングレースがそう言ってるのか!? あなたはどちらがお好みでしょうか?

m(_ _)m

 

Eleanor Rigby / Yellow Submarine

Press Data Table Of The Collection

LABEL
A / B
MATRIX
7XCE
18395-
/
18396-
Mather
A
Stamper
A
Mather
B
Stamper
B
TAX Cord
A / B
Rim Credit
A / B
Special features
A / B
Silver 11 / 12AO1Rー / KTGRAMO
PHONE
Small font
Silver 11 / 1
  / :
4AP7MMKT / ーGRAMO
PHONE
Small font
Silver 21 / 14TH4TPKT / ーGRAMO
PHONE
Large font
Silver 21 / 110RAA3MMRGRAMO
PHONE
Large font
Solid Centre
EMI 1 mark 1EMI RECORDSRe-issue
The Singles Collection 1962–1970
EMI 1 mark 23 / 34 1324COPYING AND HIRINGRe-issue
1982 Singles Collection BSC1
PictureRP+5493+
/
RP+5493+

(All hand
written)
B

ORLAKE
A

ORLAKE
hiring, rentingORLAKE press

※ ダブルA面のこのタイトルですが、上の表ではマトリックスが先な Eleanor Rigby をA面としています。

 

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