Strawberry Fields Forever / Penny Lane
Release on 17 February 1967
英国EMI 1st Single Silver Parlophone Label Type1 (THE GRAMOPHONE, Solid Centre, Picture Sleeve RED Parlophone Logo) R5570




↑ 初回オリジナルピクチャースリーブ。裏面のパーロフォンロゴマークの着色が、やや赤いタイプ。
Release on 17 February 1967
英国EMI 1st Single Silver Parlophone Label Type1 (THE GRAMOPHONE, FACTORY SAMPLE, Picture Sleeve GREEN Parlophone Logo ) R5570




↑ こちらも初回オリジナルピクチャースリーブ。裏面のパーロフォンロゴマークの着色が、緑色のタイプ。
Release on 1967
英国EMI Single Silver Parlophone Label Type1 (THE GRAMOPHONE, FACTORY SAMPLE) R5570




↑ GRAMOPHONE 表凸凸ウエーブカットタイプのオリジナルスリーブ。1966年末、購買税の増税などに伴いシングル盤が値上げされ、それに連動してレコードトークンの最低価格表記も 7/3 (7シリング3ペンス) へと引き上げられました。
Release on Late 1973
英国EMI Single Silver Parlophone Label EMI 1 mark Type1 (EMI RECORDS, Polo Ring) R5570




↑ スリーブが付いてなく、この白スリーブは市販品だろう。
Release on 6 March 1976
英国EMI Single Silver Parlophone Label EMI 1 mark Type1 (EMI RECORDS, Re-issue, The Singles Collection 1962–1970) R5570
🚧
Release on 6 December 1982
英国EMI Single Silver Parlophone Label EMI 1 mark Type2 (COPYING AND HIRING, Re-issue, Singles Collection BSC1) R5570




Release on 16 February 1987
英国EMI Single Picture Disc (hiring renting, Cutting at The Penthouse Mastering Studios, EMI press, MANUFACTURERS PROPERTY NOT FOR SALE, Promotional Disc) RP5570


↑ 独立系では有名な ペントハウス マスタリングスタジオ においてマスタリング及びカッティングを行い、EMIの工場でプレスされた、このシリーズでは珍しい1枚。恐らくは、Strawberry Fields Forever のマスタリングに相当手こずっていたのだろう。EMIのチーフマスタリングエンジニア Mike Terry がわざわざ出向して、ノイマン VMS80 の超精密なピッチコンピューター制御によって同相モノラルカッティングされている。盤が厚く、普通のシングル盤並みのダイナミックレンジを達成している。

↑ 「 MANUFACTURERS PROPERTY NOT FOR SALE 」とは、日本の見本盤に貼られているステッカーに記されている文言と一緒で、訳すと「製造会社の財産であり、非売品」と言う意味です。発売前に、EMIがラジオ局(BBCなど)のディレクターなどへレコードを渡す際、「これはEMIの所有物だから、絶対に中古店へ転売したり、勝手に処分したりしてはならない」という法的効力を持たせた、いわゆるプロモ盤ですね。最初期プレスの証です。「 FACTORY SAMPLE NOT FOR SALE 」訳すと「工場サンプルで、非売品」と言うステッカーの盤とは、ちょっと違うのです。
以上、私が所持する Strawberry Fields Forever / Penny Lane UKシングル盤でした。今回もまた、ストロベリーサイドのマトリックス2や3が残念ながら無く、1970年代の盤が1枚で既にマトリックスは 4 / 4 に達しており、1980年代以降の盤はボックスセットの盤とピクチャーディスクしかない、散々な有り様でした。m(_ _)m ペーパーバックライターの項でも述べましたが、当時の私は、シングル盤は本当に片手間で、LPばっかり猟盤していたのです。さて、今回の試聴ですが、Strawberry はちょっと問題があるので Penny Lane から聴いていきます。まずはオリジナル盤マトリックス2の1GD から。うん、十分上出来でしょう。でかけりゃ良いと言う訳ではありませんが、安定感のある、高いカッティングレベルです。歪みも殆どありません。アンサンブルが崩れない程度のリミッティングで高い音圧を稼いでいます。MIXが良いのでしょうね。ポールのランニングベースが気持ち良いです。総じて音質がとても良いですね。対してマトリックス4の1G 盤、1973年後期頃のリカット盤で最初期プレスです。う〜ん、なんでこんなに違うのだろうか。若干リミッティングが浅く感じ、さらにレベルも僅かに低いですね。でも十分音圧があり、カッティングレベルも決して低いとは思わないです。オリジナル盤と比べてに限ります。でも、大きく違うのは、透明感のある音質、中域の張り出し感。オリジナル盤の方が解像度が全く違い良いのです。リマスタリングで、なぜ消えてしまうのでしょうね。ノイマン VMS70 カッティングレースは当時からかなり高性能でした。さぁでは Strawberry サイドを聴きますか。まずはオリジナル盤マトリックス1の1T と若い盤です。なぁ〜んじゃこりゃ。酷いモノミックスだなぁ・・・。前半は良いんだよね。しかし後半ジョンのボーカルが盛り上がってくると相対的にボーカルがでかすぎる、というか中高域が強過ぎてキンキンする。後半ポールのベースが無いのに、オケのレベルが小さい。迫力音圧が全く無い。最後のアウトロはオケと激しいドラムス(後半で終始リンゴのドラムスのフロアータムをポールが同時に16ビートで連打している)がやっと前に出てくるので、多少マシになる。有名な耳タコ話だが、この曲は2つのバージョン違いの同曲が編集されている。イントロから前半は有名なメロトロンのフルートを効かせたバンドアンサンブルの静かな曲調バージョン(Take 7)が、ダルセーニョした歌い出し「Let me take you down ‘Cause I’m」までで、「 going to Strawberry fields Nothing is real…..」以降がオーケストレーションをフィーチャーした、ドラムが激しいサイケデリックバージョン(Take 26)。両者のキーも違えばテンポも違う。それを無理やり編集したのがこの完成形 Strawberry Fields Forever である。当時出来る事は、シングルなので(それにかかわらず)モノMIXを前半後半それぞれ作る。どちらが先でも良いのだが、当然検証した通りにキーとテンポを合わせるため、前半はテープ速度を早めてMixをする。後半は逆にテープ速度を落としてMixをする。(またはそれぞれオリジナル速度のままMixし、それぞれ速度を調整してからマスターテープに録音する)そのマスターテープを先ほど述べたタイミングでそれぞれにハサミを入れ切り離し、スプライシングテープで切り離した前半(Take 7)と後半(Take 26)を隙間無くくっ着ける(編集する)。そうして出来上がっているのである。(私は実際に海賊版音源を使ってこの作業を6mmオープンテープでやってみた。CD音源と位相を合わせで聴くと、全く同じになった。実は編集ポイントは2箇所あり、しかもそのもう一つの編集ポイントは、USステレオMixとUKステレオとでは違う事までわかってしまった)多分これはジェフ エメリック、ビートルズのミキサーとしては REVOLVER 1作と何枚かのシングルだけのお付き合い。まだ若手なのである。Take26のモノミックス作業の時にやられたなと。誰にってそりゃぁメンバーとジョージ マーティンにでしょう。と、想像してしまうのである。長くなってしまったが、対してマトリックス4の1G 盤。これは少々カッティングレベルが低いですね。リミッティングもあまりレベルを突っ込んでいない様子。イコライザーポイントを工夫したのか、少々後半のヴォーカルのキンキンさが緩和されたかな? しかしながら、元のMixは同じなのでエンディングが近づくにつれヴォーカルとオケのバランスが崩れていく。サイケな感じがイマイチになる。う〜ん、マト2と3はどんな様子なのだろうか。頻繁にリカットした理由は、どうもこの点なのではないのでしょうか。こりゃモノMixよりステレオMix(1973年の青盤で作成されたのが最初だった?)の方が、全然聴きやすくサイケデリックだ。ヒットチャートの結果も残念。後年ジョンがマーティンに「あれは特に全部やり直したい」と言ってマーティンはガッカリしたそうだが、そのジョンの気持ちがよくわかる。正直あなたはどう思いますか?
m(_ _)m
Strawberry Fields Forever / Penny Lane
Press Data Table Of The Collection
| LABEL A / B | MATRIX 7XCE 18415- / 18416- | Mather A | Stamper A | Mather B | Stamper B | TAX Cord A / B | Rim Credit A / B | Special features A / B |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Silver 1 | 1 / 2 | 1 | T | 1 | GD | ー / KT | GRAMO PHONE | Picture Sleeve RED Parlophone Logo Solid Centre |
| Silver 1 | 1 / 2 | 1 | LG | 9 | HP | KT / ー | GRAMO PHONE | Picture Sleeve GREEN Parlophone Logo FACTORY SAMPLE |
| Silver 1 | 1 / 2 | 6 | RMO | 9 | RGL | ー / KT | GRAMO PHONE | FACTORY SAMPLE |
| EMI 1 mark 1 | 4 / 4 | 1 | G | 1 | G | ー | EMI RECORDS | Polo Ring |
| EMI 1 mark 1 | ー | EMI RECORDS | Re-issue The Singles Collection 1962–1970 | |||||
| EMI 1 mark 2 | 4 / 4 | 5 | 8 | 5 | 4 | ー | COPYING AND HIRING | Re-issue 1982 Singles Collection BSC1 |
| Picture 1 | RP-5570 A – 1 MT. / RP-5570 B – 1 MT. (All hand written) | ー Pent house ↑ (Machine stamp) | ー | ー Pent house ↑ (Machine stamp) | ー | ー | hiring, renting | EMI Chief Cutting Engineer Mike Terry = MT. Sign Cutting at The Penthouse Mastering Studios EMI Press MANU FACTURERS PROPERTY NOT FOR SALE Promo Single |
| Picture 2 | ー | hiring, renting | Large Picture | |||||
※ ダブルA面のこのタイトルですが、上の表ではマトリックスが先な Strawberry Fields Forever をA面としています。
← PANTOMIME. Everywhere It’s Christmas. LYN1145
All You Need Is Love / Baby, You’re A Rich Man R5620 →
